出来高８原則 ＆ グランビルの出来高について

出来高　　　逆ウォッチ曲線、ＶＲ、出来高移動平均などあるが、どうもしっくりくるものが無い。先行性も有り、非常に重要と考えられます。　また、大底圏での反騰前を察知できたり、機関投資家などの仕込みの段階を発見することも可能である。とても参考になるものが有りましたので紹介しておきます。　以下は吉見俊彦先生の「チャート分析の真実」より引用させて頂いております。

チャート分析の真実　吉見俊彦

1. 株価が長期低迷ないし相当期間の調整反落後の出来高増加は、株価反転高の兆候。
2.  株価の上昇に連れて出来高もスライド的に増加し、なお高水準維持は強人気の継続。
3.  もみ合い上放れに際しての出来高増加は、新たな買い勢力の参入で、買い人気加速の証拠。
4.  長期上昇の後の目先的な回転商いによると見られる大商いは、相場も爛熟期の黄信号。
5.  高値波乱局面での出来高減少は、しこり玉発生による回転止まりなど相場の勢い減退で、相場転換の前兆。
6.  比較的まとまった商いで、下支えゾーンが崩されるときは、新たな売り圧力による下げ相場。
7.  それまでの下げ相場が反転高しても、出来高を伴わない場合はアヤ戻しの公算大。
8.  長期下落後の出来高漸増は、投売りの最終局面での悪目買い増大で底入れ接近。

伝説の証券マンが教える本当のチャート入門　吉見俊彦
個人投資家のための｢株式チャート｣究極の教科書　吉見俊彦

 

グランビルの出来高について　　　以下は全体相場、指数などを見る上で参考にした方が良いと思います。

1. 出来高が伴わない上昇は信頼を欠く。特にその上昇相場における先導株の質が良くなければそうである。
2. 出来高を伴わない上昇は、その上昇相場における先導株の質がよければ必ずしも弱気とは言えない。
3. 出来高が伴わない下落は、その下落相場における先導株の質がよければ必ずしも強気とは言えない。
4. 出来高を伴わない下落は、その下落相場における先導株の質が悪ければ特に強気と言える。